4月13日スタートの新ドラマ「花咲舞が黙ってない」で昇仙峡玲子役を演じる菊地凛子さん。
菊地凛子さんと言えば、国際派女優で海外での活躍が多く、多くの賞を受賞されています。海外で活躍されるまでの経緯や海外での活躍について興味があり調べてみましたので見ていきましょう。
プロフィール
- 生年月日 1981年1月6日
- 身 長 169cm
- 出生地 神奈川県秦野市
- 活動期間 1996年~現在
女優になったきっかけ
1996年(15歳)にラフォーレ原宿でスカウトされたのをきっかけに、1996年に芸能界入りし、当初はモデルとして活動。1999年に新藤兼人監督の映画『生きたい』で女優デビューを果たしています。
海外での活動のきっかけ
”2007年ハリウッド映画「バベル」(アレハンドロ・イニャリトゥ監督)に出演”
菊地凛子さんは日本で俳優の仕事を続けていくには、女性の場合30歳までに売れないとその先が続かないように考えていたそうです。
25歳までに代表作を持ちたいと考え、「バベル」のオーディションを受けたことが、海外で活動していくきっかけになっています。
「バベル」では、ハリウッド映画デビューを飾り、その演技は世界を驚かせました。
菊地凛子さんは耳に障害をもち、心を病んでいく日本人の高校生役を演じています。
「バベル」で日本人として49年ぶりの米アカデミー賞助演女優賞を受賞され、この作品だけでもいくつかの賞を受賞されています。菊地凛子さんにとっては、この映画出演が人生の転機であり、世界への扉が開かれたのですね。
出演されている作品は?
- 2006年 映画『バベル』
- 2010年 映画『ノルウェイの森』
- 2010年 ドラマ『モテキ』
- 2013年 映画『パシフィック・リム』
- 2013年 映画『47RONIN』
- 2014年 映画『トレジャーハンター・クミコ』
- 2014年 映画『ラストサマー』
- 2018年 海外ドラマ『ウエストワールド』
- 2022年 NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』
- 2023年 NHK連続テレビ小説『ブギウギ』
モデルとしても活躍
2007年から、シャネルのクルーズ・コレクションの広告モデルを務めています。
2017年 主演を務める短編映画「ハイヒール~こだわりが生んだおとぎ話」ではシャネルが衣装特別協力しています。
PRTIMES,https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000086.000011608.html,(2024年4月)
海外で活躍する菊地凛子さんの英語力は?
英語力が必須であることは言うまでもありません。
海外で活躍することになった映画「バベル」では話すことができない女子高生を演じた菊地凛子さんですが、続けて海外からのオファーを受けるには英語力は必須です。
日本人俳優にとって、俳優の演技以前に発音の悪さとイントネーションの不自然さが問題であり、日本人のキャラクター設定であっても、日本人ではない英語ネイティブのアジア系アメリカ人が抜擢されたり、あるいは日本人ではない設定に変更されるというのことがあるそうです。
そのような中、英語力をどうカバーされてきたのでしょうか?
「バベル」出演をきっかけに仕事の為に2年間しっかり勉強をしたと話されています。勉強法はわかりませんでした。
菊地凛子さん曰く、“努力すれば、そしてあきらめなければ、英語の能力が限られていても成功できると思います。”また、”恐れずに話すことが大切”だとも話されています。
次作では、英語を流暢に話されていることから、英語力を上げるためにかなり努力をされたことがわかります。
パートナーが外国の方だったこともありますが、英語圏に身を置き、日々、英語に触れることが英語力をつけることに繋がったのでは思われます。
海外映画監督からの評価は?演技力!
映画『パシフィックリム』のギレルモ・デル・トロ監督は、森マコ役を演じた菊地凛子さんのことを「あなたを選んだ理由として、強さと女性らしさの両方を兼ね備えていると話しています。
「シネマカフェ」,
https://www.cinemacafe.net/article/img/2018/04/01/56151/374696.html,(2024/4/6)
映画『トレジャーハンター・クミコ』デイビット・ツェルナー監督は、女性主人公の少なさは改善されていくはず」「主演に関しては特定の女優を想定していなかったが、『バベル』等を観て菊地凛子以外にいないと。脚本以上の物を持ち込んでくれた」と話されています。
「ソニー・ピクチャーズ」,https://www.sonypictures.jp/he/2319886,(2024/4/6)
映画『バベル』でアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督は、「今回は長い時間をかけてキャスティングをしました。このキャスティングの期間がすごくよかったんです。凛子が一緒にいた女の子たちは、ほとんどが日本人のろうあ者で、よく協力してくれました。彼女たちはこの作品に対してとても正直(純真)で、ストーリーを組み立てていくことを手伝ってくれたんです。凛子も手話の世界にすぐに引き込まれていき、すごく美しくまとまりました。」と菊地凛子さんを高く評価しています。
「シネマトゥデイ」https://www.cinematoday.jp/interview/A0001373,(2024/4/6)
「バベル」での演技力を評価されることとなった、エピソードをみつけました。
『バベル』では耳の聞こえない女子高生「チエコ」を演じた凛子さん。オーディション前から手話を学び、日常では、耳栓をして、自分は聾唖だと思い込んで、少しでも聾唖者に近づこうと努力されていたそうです。
プライベートは?
2015年に俳優の染谷 将太(そめたに しょうた)さんとご結婚されています。
お二人の間には、二人のお子さんがいらっしゃいます。
子どもが一番。だからこそ仕事をもっと好きになれた。プライオリティの一番は子どもたち。それがはっきりしているから、以前よりも仕事への集中力が増したし、仕事をもっと愛せるようになりました。いつでも覚える時間があった台本も、今はたった1時間に気合いを入れて臨みます。働くことによって子どもの成長の瞬間を見逃してしまうことがずっと不安でしたが、今はちょっとだけうまく仕事に集中する習慣が身につき、子育てと仕事に向き合えるようになりました。
「VERY」,https://veryweb.jp/column/587160/,(2024/4/6)
日本での活躍
海外での活躍が目立つ菊地凛子さんですが、最近では、ドラマ、映画に日本でも活躍され、注目されている女優さんです。
最近では、
●2023年
『658㎞、陽子の旅』主役 上海国際映画祭・TAMA映画賞最優秀女優賞
●2023年
連続テレビ小説『ブギウギ』 淡谷のり子がモデルとなった歌手を演じる
●2024年
新春スペシャルドラマ「侵入者たちの晩餐」主演
●2024年
4月13日スタート「花咲舞が黙ってない」昇仙峡玲子役
まとめ
今回は菊地凛子さんの魅力について紹介しました。
海外でご活躍されていることは知っていたのですが、どのような経緯で日本ではなく、海外で活動されることになったのか疑問でした。また長期に渡り海外で活躍できるには何があるのか知りたいと思っていました。
今回調べてみてわかったことは、まっすぐな仕事への対する熱意とそれに向かう為の準備や意気込み、誰もが認める演技力が菊地凛子さんにあることがわかりました。
今後の菊地凛子さんのご活躍が楽しみです。
読んでいただきありがとうございました。